診療科・部門
概要
循環器内科の常勤医師は現在1名です。循環器内科というとよくわからないと思いますが、心臓や血管の内科です。
心臓や血管の症状は、主に胸の痛みや違和感、動悸、呼吸困難、むくみ、歩いていると足が痛くなるなどです。これらの症状があるときは、まず循環器内科を受診してください。
具体的な病気としては、心筋梗塞や狭心症、心不全、不整脈、大動脈瘤、下肢閉塞性動脈硬化症(足の動脈がつまる病気)などがあります。
このような病気を調べる検査として、一般的な血液検査、胸部レントゲン検査、心電図検査に加えて、
● 24時間ホルター心電図…脈拍数や不整脈の有無を調べる。
● ABI検査・PWV検査…血管のつまり具合や硬さを調べる検査。
● 心臓超音波検査(心エコー)…心臓のサイズや動きを超音波で調べる。
● 頚動脈および末梢動脈エコー…超音波で頚や腕、足の動脈を調べる。
● 末梢静脈エコー…超音波で静脈を調べる。
● トレッドミル運動負荷心電図…運動して狭心症や不整脈が出ないか調べる。
● 心臓カテーテル法検査…動脈からカテーテルを挿入して、造影剤を用いて血管を調べる。
● 冠動脈CT・・・造影剤を静脈注射して、血管を調べる。
などの検査を行っています。基本的にはすべて予約が必要な検査です。心臓カテーテル法検査は入院(約2泊3日)が必要となります。
心臓カテーテル法検査は、主に右手首の動脈からカテーテルを挿入し、検査時間は約1時間前後、検査終了直後より歩行が可能です。
カテーテルを用いた血管内治療(風船治療)やペースメーカーの植え込みを行っています。
心臓や血管の治療は、心筋梗塞や狭心症、腎臓や足の動脈がつまっているのに対してカテーテルを用いた血管内治療(俗に言う風船治療)を行っています。
また、当院では心臓リハビリテーションを実施しています。心不全だけでなく心筋梗塞や狭心症、ペースメーカー植込み手術後などの患者さんに対して心臓リハビリテーションを実施することで再発予防に努め、生活の質の向上を目指しています。
診察に来院したときには症状が治まっていても、緊急入院や緊急検査が必要となることもまれではありません。そのときは慌てず、驚かずに担当医の説明をよく聞いて治療を受けましょう。
循環器内科医師紹介
役職名 | 氏名 | 資格 |
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副部長 | 武田 久輝 | 医学博士 日本循環器学会 循環器専門医 日本超音波医学会 超音波専門医 日本心血管インターベンション治療学会 認定医 日本心不全学会 日本不整脈心電学会植込み型除細動器/両心室ペースメーカー治療登録医 日本内科学会 認定内科医 |