診療科・部門
リハビリテーション科
紹介
私たちリハビリテーション科は、病気やケガなどで日常生活に支障が生じた患者さまが、再び家庭や社会で生活ができるように、医学的根拠に基づいた治療的訓練を行い、安全で質の高いサービスの提供を心がけています。対象となる患者さまは、整形外科・内科・外科を中心に、様々な診療科から積極的に依頼をお受けしています。
また、公立病院としては珍しく、土曜日・祝日も入院患者さまへのリハビリテーションを提供しています。
地域包括ケア病棟では、急性期の治療を終えた方や、自宅での生活が困難になった方に、退院までの身体機能面・日常生活面など、様々な観点でリハビリテーションを提供しています。
リハビリテーション科 部長 山田 健司
当院のリハビリテーションについて
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入院リハビリテーション対象
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病棟ごとのリハビリテーション提供状況
2023年度上期実績
リハビリテーション科の取り組みについて
● 当院では、外来にて心臓リハビリテーションを実施しています。
心臓リハビリテーション指導士を2名、心不全療養指導士を1名の計3名が、中心となり手厚い心臓リハビリテーションを提供しています。
心臓リハビリとは?
小集団で行うリハビリを通じて有酸素運動による、心臓機能はもとより、患者さま間の交流を通して、心不全の知識や生活習慣の問題、悩みを共有・協力し、自らが前向きに生活習慣の改善に取り組んで頂けるように、お手伝いをしています。
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1疾患の知識の理解
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2疾患に向き合う心の準備
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3生活習慣(食事・運動・生活リズム)
● がんのリハビリテーションについて
市立柏原病院では、理学療法士・作業療法士の計10名が、がんリハビリテーション研修を終了し、事業に従事しています。
がんと診断されてから受けるリハビリテーションは一般的に以下の予防期・回復期・維持期の3段階に分けられます。
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予防期
予防期リハビリテーション
診断後早期から実施し、手術や化学療法などの治療による合併症の予防および治療後の機能障害を最小限にすることを目的としています。
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回復期
回復期リハビリテーション
手術や化学療法などの治療後に機能障害・能力低下をきたしている患者さまに対して最大限の機能回復を図ることを目的とします。その他にも、むくみ対策、術後合併症の予防、日常生活動作指導、福祉機器の活用など、個々のニーズに合わせて行ないます。
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維持期
維持期リハビリテーション
腫瘍の増大により機能障害が進行しつつある患者さまの身の回りのケア・運動能力を維持・改善を目的としています。
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緩和
緩和的リハビリテーション
当院では緩和ケア病棟はもとより、急性期病棟においても予防期・回復期・維持期から終末期にかけて、痛みの出ない範囲で身体をほぐしたり、安楽な動作や姿勢の指導、作業活動を通した生きがいの再獲得などを行なっています。患者さまの異なる要望に合わせて、医師や看護師などと連携し関わって行きます。またご家族さまへのケアといった観点からも緩和的がんリハビリテーションを実施しています。
リハビリテーション科 外来受付時間
月曜日〜金曜日 8:20〜11:30
※ 午後は入院の方のみとなっております。
リハビリテーションを受けるためには、各診療科にて医師による診察が必要になります。
また外来リハビリは、介護保険でのリハビリを受けている方は、利用できませんのでご注意ください。
ご要望の方は、地域医療連携係リンクへお進み頂きご相談ください。